老化のメカニズム人はなぜ

ホルモンのバランスの乱れなどによって

薬というのは根本的

いずれも毛細血管の内皮細胞をガードするサポート細胞がやられたために一連の気が進行していくようです。
カスケードが働き、病ただの脂肪肝とNASHの見分け方とは?
次に私たちが何を試みたのかというと、NASHなのか、ただの脂肪肝なのかを見分ける方法です。
私たちが臨床の場で一番知りたいことは、目の前の患者さんの状態が進行するNASHなのか、それともただの脂肪肝かの診断ですNASHならカスケードが進んでいますから、すぐに手を打たなければいけません顕微鏡でその細胞の状態を見るしかない。
しかし、それでは患者さでもそれを調べるには肝臓に針をさし、んの負担があまりに大きすぎます。
そこでトリガーであるAGEを調べれば、NASHかどうかがわかるかもしれない、と考えました。
そして一00人くらいの患者さんを集めてAGEを測ってみたのです。
思った通り!見事に相関関係が出てでもNASHだった人は、ある程度の確率でNASHかどうかがわかる。
AGEの値が高かった。
これは、きました。AGEが少ない人は単なる脂肪肝でした。
その後の患者さんの血液のAGE量を測定すれば、治療を考える上で大切な情報となりましたさらにこの研究で思わぬこともわかりました。血液の中には血管を若々しく保つアディクポネクチンという善玉物質があります。脂肪細胞からつくられる物質で、老化を予防する効果があるついでにアディクポネクチンの量を測ってみたところ、が少なかったのです。
AGEの値が高い人はこのアディクポ、ネクチンの量憎らしいことに、AGEはアディクポネクチンの産生もブロックしていた悪い作用にはとことん加担し、よい働きはとことん妨害する。
ホルモンのバランスの乱れなどによって

DNAを傷つけて

AGEは本当に始末に負えない物質です。メタボとAGEアディクポネクチンが出てきたところで、メタボとAGEの関連についてお話ししましょう。もう市民権を得たメタボという言葉、実は「メタボリック·シンドローム」の略です。この概念はかなり古くからあります。一九二三年、すでにスウェーデンの医師により、高血圧、高血糖、高尿酸血症進むと通風を起こしますが肥満患者に多いことが報告されています。その後、紆余曲折をへて、肥満とくにお腹周りに脂肪がついた内臓肥満があると、高血圧、高血糖、脂質異常症などの合併頻度が高くなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の病気を起こしやすくなることがわかってきました。
内臓脂肪型肥満があり、高血圧、高血糖、脂質異常症のうちの二つ以上が重なっている状態をメタボリック·シンドロームといい、一つだけの場合を予備軍と呼びます(現在の日本でのメタボリック·シンドロームの診断基準を示します)。現在、日本人男性の二0S二五%、女性の五S-O%くらいがメタボリック·シンドロームに該当すると言われています。
内臓脂肪からは血圧を上げたり、インスリンの働きを阻止したりする物質がたくさん分泌されます。
そのため、高血圧となったり、インスリンの効きが弱くなり血糖値の上昇や中性脂肪の上昇を起こすようになるわけです。そして、この内臓脂肪からは、善玉の物質アディクポネクチンがあまり産生されないこともわかってきました。早い話、内臓型肥満の脂肪細胞は悪玉化し、インスリンの作用をブロックする方向、動脈硬化を押し進める方向にシフトするわけです。
そして、この脂肪細胞の悪玉化にAGEが一役買うわけです。AGEは、脂肪細胞にあるRAGEにくっついて、アディクポネクチンの産生を抑えます。脂肪細胞に炎症反応を引き起こして、インスリンの働きを阻害する物質を産生させるようになるのです。
実際、太ったネズミにAGEの形成、蓄積を抑える薬物を投与するとメタボの異常があらわれるのを抑えることができます。

 

うつで社会に生きようとしない人がけっこういるからでしょう。

うつだから何もできないのですまた、私どもが行った調査では、血液中のAGEがたまった人ほどメタボの異常が強いこともわかりました。
これまでAGEは、糖尿病になり高血糖になるとつくられると考えられていたわけですが、実は、メタボのかなり早い時期から体の中でつくられ、悪さをし始めるようです。そしてそのAGEが、さらに病気を進行させる。メタボになれば、脂肪肝からNASH、肝硬変へ進行していく可能性も大となります。悪の連鎖を断ち切るべく、早め早めの対応が必要となってくるわけです。
がんとAGE最新の研究では、がんにもAGEが関係しているのではないかと言われています。
糖でいた期間が長かった人ほど、がんの発症率が高い傾向があるからです。
なぜなら、いままで高血糖尿病の患者さんががんになる確率は、と関係するなら、ふつうの人の1-11倍。
その発症にAGEが関わっているのではないか、血糖値が高く、と考えるのは当然です。

その期間が長い人ほどがん最新の研究では、糖尿病でがんになる理由について三つほど仮説が提示されています。まずその一。AGE犯人説ですAGEがAGE-RAGEとなって、何らかの作用を及ぼしているのではないか。
そこで私たちはいくつかの培養細胞を使って、がんとAGEの関係を調べてみました。
たとえば膵臓がんや悪性黒色腫ほくろのがん細胞に、タンパク質が糖化したAGEをふりかけてみる。
すると、俄然がん細胞が増えだして、転移しやすくなります。ほくろのがんを背中に植えつけたネズミを使った実験も行いました。
通常、ほくろのがんを植えつけまた、られると、がんが肺に転移して、三カ月でみな死んでしまいます。
図11でいえば白い丸が死んでしまったネズミです。
ところが同じように背中にがんを植えつけたネズミに、AGEが受容体RAGEに入り込めないような化合物を与えてみた。
要するに治療をしたわけです。
それが黒い丸のネズミです。。

健康に過ごすため

ホルモンも分泌してるんですよやく

治療薬投与群

ほくろのがんを植えつけたネズミの運命悪性黒色腫ほくろのがんを植えつけたネズミのAGEシグナルをブロックする治療薬を与えると、腫瘍の増大が抑えられ、生存率も高まる!

  • は治療薬を投与、○は何もしなかったもの対照群
  • 黒いほうは1割くらい。
    しかも1匹も死なないこの実験から何がわかったのかというと、AGE-RAGEの複合体が、がんの増殖や転移に関わっているのではないかという可能性です。

    さらに、私は前に、タバコをやめてからも一定の期間は肺がんや心筋梗塞のリスクは高いまま残る、つまり過去のツケ喫煙歴を引きずってしまうことをお話ししました。糖尿病の血管合併症の場合と同様に記が存在すると。
    この事実も、AGE犯人説を支持する結果です。
    ということはAGEを減らす、あるいはAGE-RAGEの活性化を抑える薬や方法によって、がんは防げる。
    あるいは転移や増殖をコントロールできるかもしれません。
    明るい希望が少し見えてきましたね。
    私は、糖尿病と循環器、老年病の専門家で内科医です。がんの治療に直接携わることはほとんどありません。
    でも、私が外来で診ている糖尿病やメタボの患者さんの中にはがんを抱えた患者さんが多くいらっしゃいます。漠然とした印象ですが、とくに、乳がんと大腸がんが多い気がします。

    症状が重くなる前に上司に相談することはとても大事。


    このがんの分野でも、AGE-RAGEを標的に新しい診断や治療法が開発されればいいと感じています。がんの専門医とも最近、少しずつ研究の場で交流を持ち始めています。
    インスリンとがんとの関連は?
    がんになる二つめの仮説。インスリン関与説です。糖尿病になると、インスリンがいくら出ても細胞がブドウ糖をとりこめない。これを「インスリンに対して抵抗性がある」と言いました。
    栄養分のブドウ糖がとりこめないので、体中の細胞は飢餓状態におちいっています。なんとかしようと頑張って膵臓の細胞はインスリンを出しつづけるわけです。
    体の中は、高インスリン血症、つまりインスリンの血中レベルが高い状態になっています。
    ところが、がん細胞だけがインスリンに対する抵抗性がなかったらどうでしよう。インスリンには、細胞を増殖させる働きもありますから、がん細胞は増えつづけるかもしれません。がん細胞には、どんどん糖をとりこんだり、血管を呼びこんだりして、栄養を独り占めする傾向が知られています。
    何となく関連性がある感じもし肥満→メタボ型糖尿病0インスリン抵抗性0高インスリン血症0がん......。
    ます。この仮説が出されてから、糖尿病の患者さんの間ではインスリン治療を長く行うとがんになるのではないかという不安の声が上がり始めました一昨年前くらいから論争になってきています。でも、インスリンを使わなければコントロールできないほどひどい糖尿病患者だから、がんの頻度が高いのか、それともインスリン治療そのものに問題があるのか?厳密な意味でよくわからない。
    老化のメカニズム人はなぜ

    薬や女性

    医療分野です。それにインスリン抵抗性があり、高インスリン血症の方には、が多く、そもそも生活習慣がゆがんでいて、そのためにがんが多いだけかもしれないメタボで肥満の方要するに、「高インスリン血症0がん」という仮説には、直接的な証拠がないわけです。ただ、これまでに報告された多くのデータや論文を見てみると、インスリン治療そのものには、「まず悪影響はないだろう」というのが大方の見方です。インスリンを使っている糖尿病の患者さんは、くれぐれも勝手に怖がってインスリンの注射をやめないでください。主治医の先生とよく相談されて個々の病状に合った治療を継続されていかれることが一番です。いま、若干触れましたが三つめの仮説は肥満説です。
    ロファージがやってきて、脂肪細胞に攻撃を仕掛けます。
    な炎症状態になっています。
    脂肪細胞が脂肪を蓄えて大きくなりすぎると、マクそのとき炎症反応が起きるので、肥満の人は慢性的炎症性の物質が体中に放出され、そのストレスががんをつくる、増やすという説です。また、肥満患者の背景にある生活習慣もがんの発症に関わりうることは先に述べたとおりです。つまり、肥満になるような生活習慣は、糖尿病にもがんにも悪い。
    そのため、糖尿病とがんには直接的な因果関係はないけれど、二つの病気は同時に存在する確率が高いという可能性もあるわけです。
    以上、糖尿病とがんとの関連についていま現在、提唱されている仮説を簡単に説明しました。でも、最近行われた研究では、糖尿病患者のがんのリスクが、ほかのメタボや炎症、肥満という因子とは独立して、高血糖という要因だけでうまく説明できることもわかってきました。糖尿病でがんが起こりやすくなる過程の一部にAGEが関わっていることは十分に考えられます。
    AGEが減ると長寿遺伝子が活性化する本章の冒頭で、皮膚の老化の話題を取り上げた際に長寿の話をしたのを、ご記憶でしょうか。
    線虫、ショウジョウバエから始まって、マウス、ラット、サルまで、すべての生物で、腹七分目、八分目にすると、寿命が延びることがわかっています。