神経の働きやく

認知症専門病棟で回診と当直を担当したのです。

検査を受けておくことが大切です。

それは腹七、八分目にすると、SIRT1という長寿遺伝子が活性化するからだと言われています。一方で、こういう研究もあります。ネズミを腹八分目にするのですが、少なくなった分をAGEのドリンクで補うと、寿命は延長しません。
反対に腹いっぱい食べさせても、食べ物の中のAGEの量を八分目にすると、腹八分目にしたのと同じ寿命長寿遺伝子SIRT1が増えることがわかりました。
食事からとるAGEも少なく延長効果がある。
さらに食事でとるAGEを制限すると、以上のことから、なったために、腹八分目による寿命延長効果は、食事が少なくなった分、寿命が延びたとも考えられます。
性ホルモンに与える影響-更年期障害男性にも更年期症状があるようです。
低下症候群(Late-onsetHypogonadism)。
早い話が男性ホルモンの低下です。
これは、ロー症候群といわれています。正式名称は加齢男性性腺機能頭文字をとってローLOH症候群です。テストステロンというホルモンが低下して、男性らしさが失われていきます。メンタル面では覇気がなくなり、うつ傾向があらわれます。体型も女性化して、脂肪がつく。
すると内臓にも脂肪がつくので、内臓脂肪型肥満からメタボリック·シンドロームになりやすい糖尿病を発症して、動脈硬化のリスクが高くなることも知られています。
そしてこのロー症候群の男性ほどAGEの値が高いという相関関係がみられます。逆に言うと、が高いほど、男性ホルモンが少ない男性更年期になりやすいという言い方もできます。AGEの値AGEとロー症候群との因果関係についてはまだよくわかっていません。考えられる仮説としては、AGE値が高いとメタボリック·シンドロームになる。メタボのいろいろな因子が男性機能を落としている可能性があります。それからAGEそのものが男性の性腺機能を落としている可能性も考えられます。
このあたりは、まだよくわかっていません。
最近、男性更年期が注目されていますが、している先生がいます。
更年期
という言い方はやめてロー症候群
にしようと提唱私も日頃からいろんなことを教えていただいている帝京大学の堀江重郎主任教授です。
堀江先生によると、更年期とは年が改まって新しいものに変わること泌尿器科の先生です。では何に変わるのかというと、女性の場合、更年期になると女性ホルモンがなくなって男性ホルモンが残るイメージ的には、中学生くらいの男子に戻ってしまう感じだそうです。

検査が行われています。

認知症の中核

そういえば、その年代の中年女性は徒党を組んでみんなで遊びに行ったり、旅行をしたり、キャッキャツと楽しそうです。
おしゃべりも活発ですし。
単に、子どもに手がかからなくなったせいというだけではないように見えます。
彼女たちはみな、ホルモンバランスが中学生の男子のようになってしまったのでしょう。
では、男性は何に変わるのかというと、男性ホルモンが出なくなるので、堀江先生いわく仏様になるらしいです。すべてを達観した意味で仏様になるのではなく、興味を持たず元気もなく、ただ生きているだけのようななんだか、おとなしくなってしまう。
何にも年をとると丸くなる、と言いますが、単に男性ホルモンが少なくなって、覇気がなくなっただけかもしれませんね。
ロー症候群の状態は、そろそろその年を迎えつつある私にとっても魅力的には見えません。私は現在四九歳です。お世辞でも若々しいですね、活発ですね、と言われるとうれしいです。なんとかロー症候群だけはさけたいと思います。AGEを抑えることが予防につながるかもしれません男性ホルモンの話が出たついでに話しておくと、とっては悪玉になります。
男性ホルモンは男性にとってはとても重要ですが、女性にのうほうたとえば女性なのに男性ホルモンが出すぎてしまう、多嚢胞性卵巣症候群という病気があります。
ぶくれのような嚢胞がたくさんできて、そこから男性ホルモンが過剰に出てしまう。
卵巣に水これになると、女性が男性化します。
ヒゲまで生えてきます。
そしてAGEがたくさんある女性ほど、男性ホルモンの値が高い男性はAGEが多いと、男性ホルモンが少なくなりますが、女性は反対に男性ホルモンをつくってしまう。同じAGEなのに、女性と男性でまったく逆の作用をする。そしてどちらの場合も悪さをする。例のAGEのパターンですよ。

 

老化が促進する可能性が高い

病気や体調正常の働きを阻害し、やらなくてもいいことをしでかす。
まったくあまのじゃくな物質です。歯周病とAGE最近、歯周病の患者さんが増えています。特に糖尿病やメタボの患者さんで歯周病のリスクが高いことがわかってきました。歯周病とは、歯を支えている歯茎などの組織にばい菌がついて慢性の炎症が起きる病気です。歯茎からの出血や痛み、口臭の原因になるだけでなく、ひどくなると歯が抜けてしまいます。そして歯周病が進むにつれて、糖尿病が進行したり、心筋梗塞などの血管系の病気になるリスクが高まるともわかってきています。いわば、口腔内に起こる生活習慣病の一つです。
この歯周病の進展にAGEが関与しているようです。糖尿病のネズミでは歯周病が進みやすく、AGE-RAGEが活性化していることがわかっています。
歯周組織でまた、歯周病のある糖尿病の患者さんでは、歯周病のない糖尿病患者さんと比べて血中のAGE値がより多くたまっていることも知られています。
どうやらAGE-RAGEの活性化が歯周組織の炎症を強め歯周病を進行させてしまっているようです。お口の中でもこいつは悪事を働いているのです。
AGE-RAGE連合軍が、体の各所でいろいろ悪さをする、

AGEを抑える薬と治療の最前線

AGEをつくりやすい人とつくりにくい人がいる病気のかかりやすさとAGEとの関係について、お話ししたいと思います。同じように血糖コントロールが悪く、糖尿病になってから同じくらい日が経つのに、ある患者さんはピン失明寸前AGE-RAGEシャンしていて合併症などまったくなし。
一方、ある患者さんは、透析を受け、糖尿病の患者さんを多く診察していると、こんなケースに遭遇します。
悪のもとなら、なんだか、おかしな話ですよねの活性化が諸でも、こういった病気、合併症の起こしやすさにも、AGE-RAGEは深く関わっています。
食習慣や生活習慣で、体内にたまるAGEの量が変わってくるのはもちろんです。でもそれ以外に、AGEのたまり具合には個人差があることがわかってきました。
同じ二00という血糖値が五年間つづいても、AGE化が進みやすい人と、卵性双生児を対象にした研究でわかってきたのです。
進みにくい人がいることが、一AGEの量1血糖値×その持続時間であらわせましたよね。でも、AGEのつくられ方には遺伝的な違いが存在するのです。

認知症専門病棟で回診と当直を担当したのです。

検査結果で測れるものではありませんで同じ期間過ごしても、AGEが多くできてたまってしまう人とそうでない人がいます。
かりですよね。できやすい人は、合併症が進みやすいのです。
早い話、そして、同じ血糖値もう、おわアメリカの研究で、AGEができやすい人は、なんと糖尿病腎症のリスクが約三倍高まることが知られています。さらに、生まれつきAGEとくっつきやすいRAGEをもっている人が存在します。この人たちは、同じだけAGEがたまっていても、より病気が進行しやすいのです。
つまり、AGE-RAGEの活性化にも個人差があって、それが病気のかかりやすさを決めている可能性があるわけです。不幸な組み合わせをもって生まれてきた人は、かなり割を食うわけです。理不尽に思えるかもしれませんが、そういう人がおられるのは確かな事実です。
ただし、このAGEの個人差について報告があるのは、るほかの疾患、たとえば皮膚や目、骨の老化、血管障害、んど手がつけられていないのが現状です。
糖尿病の患者さんについてぐらいで、AGEが関わアルツハイマー病やがんの個人差についてはほとしかしAGEのつくられ方に個人差があるだろうことは当然予想されるので、います。今後、研究が進んでくると思また、食品からとるAGEを体内に吸収しやすい人としにくい人がいることも考えられます。
もちろんAGEを含んだ食品をたくさん食べる人は、AGEが体内にたまっていくのは当たり前ですが、どれくらいたまるかは個人差があるでしょう。
一般論では七%が体内にとどまるといわれています。100のAGEをとったら、だいたい七くらいが体にたまるのではないかと、といわれている。でも、そこに個人差がある可能性はあります。
私もこの領域について関心をもち、医学論文を多く調べてみましたが、食べ物のAGEの消化·吸収というテーマでの研究は、ほとんど行われていません。唯一、アミノ酸を輸送するタンパク質がAGEの吸収に関わる、という論文が二〇一〇年に一つ発表されているだけです。
消化·吸収の分野は、100年ほど前に盛んに研究が行われていたようですが、その後は下火になってしまったのでしょうか。

病気を治すためには食べない


学問にもはやり廃りがありますから。
したがって、AGEが吸収されやすい、されにくいという個人差については、可能性はありますが、現時点では科学的な論文、証拠は皆無です。面白いテーマと思いますので、どなたかご興味があれば、ご連絡ください。一緒に研究しましょう。
AGEを測定する機械AGEリーダー
いま、自分の体内にどれくらいのAGEがたまっているのか?
知りたいですよね実はAGEリーダーという名前の機械があります。
以前、私が何度かNHKの健康·情報番組に出演したときも、このAGEリーダー
を使って、出演者や患者さんの皮膚のAGEの量を測りました。
しかしこの機械は正確にいうと、AGEだけを測るものではありません。正確な名称は、蛍光リーダー
と呼ぶべきものです。つまり、この機械で何を測っているのかというと、AGEの一部、AGEの中で蛍光を出すものだけを測っているのです。
AGEはタンパク質を糖化する糖の種類によって、少なくとも十数種類はあることがわかっています。それにまだ、構造がわかっていない未知のAGEもたくさんあるようです。
そのうち蛍光を発するものだけを測っているというわけです。この機械の問題点はもう一つあります。皮膚の中で蛍光を発生する物質はAGEだけではないということです。ですから、AGEリーダーによる数値は人間の体の一部のAGEと、AGEではなく、蛍光を発する物質の総和を示していることになります。厳密に言うと、AGEを測ったことにはなりません。
ネーミングがうまかったということでしょう。
では、正確にAGEを測ろうと思ったら、どうしたらいいのでしょうか。体の細胞を少しとってきて組織にたまったAGEを測るしかありません。たとえば皮膚を小さく切開して、細胞をとるわけですが、それだと患者さんの負担があまりに大きいですよねそこで私たちがターゲットとしているのは、髪の毛と爪と唾液です。
かす過程でAGEも壊れてしまう可能性があります。
ただ、爪や髪の毛の場合は、成分を溶三つの中では、唾液が一番実現性があります。

認知症といってもいろいろなバリエーションがあることを知

認知症と診断してアリセプトの投与を続けている

医療センター病院長でできるのではないかと思います。どこかの会社か研究機関が本気でやろうとすれば二年それから尿の中のAGEを測って研究している人もいます。たしかにおしっこのAGEの値が高いと骨粗鬆症で骨折しやすいとか、腎臓病が進みやすいという論文は出てきています。ですので、将来は尿で体全体のAGEの動向がわかるような方法も確立されるかもしれませんちなみに私たちの研究室では、血液からAGEを測定しています。これはかなり手間がかかる方法です。でもロボットで1日1万検体も測れるようになっていけば、さながら健診でヘモグロビンAleを測るのと同じように、一般にも普及することになるでしょう。
三○S四0分待ったら、AGEの数値がわかるような時代はもうすぐです。
治療法も出てくるようになると思います。
そうすれば、きっといろいろなちなみにこの方法で測ったAGEの値が高い方ほど、血管がボロボロで網膜症や腎障害が進んでいます。動脈硬化も進んでいて、プラークがブチッと破れて心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすい状態になっていることが予想できます。私たちの測定でAGEの値が高い人は、血も固まりやすいようで、将来、心臓·血管系の病気を引き起こしやすい人たちのようです。

AGEから得られる情報を参考に、どの患者さんに、いつから、どの程度の治療を始めればよいのか、そうした判断ができるようデータを蓄積している最中です。データがまとまってくれば、個々の患者さんに対してテーラーメードの治療を行うことができるようになるかもしれません。
3食べたAGEを吸着して排泄する活性炭AGEを増やさないためには、なるべく食生活に気をつけて、AGEの少ない食品をとるように心がけなければいけません。